アートギャラリーについて

展覧会活動

東京オペラシティアートギャラリーは、多様な表現活動を紹介する企画展を年4回程度開催しています。また、寺田小太郎氏(1927-2018)の寄贈による寺田コレクションには、日本を代表する抽象画家、難波田龍起・史男父子の作品をはじめとする戦後の美術作品が収蔵されています。さらに、故難波田龍起氏の遺志を受け継ぎ、国内の若手作家の紹介を行うシリーズとして「project N」を企画展と同時に開催しています。財団内の選考委員会で選ばれた若手作家の作品は4階のコリドールで展示されます。

ギャラリー2 (3F)
© Ryan McGinley
Courtesy the artist and Team Gallery, New York / Tomio Koyama Gallery

ギャラリー3 (4F)

コリドール (4F)

エントランス

photo: KIOKU Keizo
多様な美術の企画展

21世紀の幕が開けた現在、私たちの知性と感性が人々の確かな拠り所として大きく浮かび上がってきています。日常の生活の中に人間本来の輝きをもたらすべく、新鮮な発想とユニークな視点を提示する美術の表現活動は、高度経済成長の代償として失われつつある個々の生への活力を蘇らせるとともに、大きな転換が求められている未来への示唆と希望を私たちに与えるものです。こうした視点に立ち、東京オペラシティアートギャラリーでは、美術という表現を通してエネルギーあふれる活動を行う国内外のアーティストたちの作品を、絵画、彫刻、写真、映像、デザイン、ファッション、建築など多岐にわたるテーマの企画展を通してご紹介しています。


美術作品のほとんどは、それらが実際に見られるにあたって、空間との関わり方が非常に重要なものとなっています。したがって当館の4つの展示室、ギャラリー1、2、3、4は展示室のサイズや天井の高さを始め、自然光の採光方法や人工照明の配置、展示室内部の仕上げ等が、様々な美術作品を適確に展示するための「ホワイトキューブ」という考え方に基づき設計されています。