スティーヴ・ライヒの作品演奏にはきわめて高度な合奏力を必要とするため、今回は、ドイツを代表する現代音楽アンサンブルであり、ライヒの信頼も厚い「アンサンブル・モデルン」と、イギリスの声楽アンサンブル「シナジー・ヴォーカルズ」、そして指揮者のブラッド・ラブマンを招聘。ライヒ自身も演奏に参加(パーカッション、ピアノ)し、2日間にわたって新旧の代表曲を上演します。
[5/21演奏曲]
ダニエル・ヴァリエーションズ Daniel Variations(2006)
2002年にパキスタンで殺害されたユダヤ系アメリカ人ジャーナリスト、ダニエル・パールの遺した言葉と旧約聖書のダニエル書をテキストにしたラージアンサンブル曲。2006年10月8日ロンドン・バービカンホールで、ブラッド・ラブマン指揮スティーヴ・ライヒ・アンサンブル&シナジー・ヴォーカルズにより世界初演。今回が日本初演。
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[5/22演奏曲]
ドラミング パート1 Drumming Part 1(1970-71)
打楽器アンサンブルのための驚異の大作で、全曲は4部60分。今回は4組のボンゴを4人の奏者が演奏する「パート1」のみを上演。ライヒ初期の傑作。
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プロヴァーブ Proverb(1995)
声楽と2台の電子オルガン、2台のヴィブラフォンのための作品。ゆったりとした神秘的なカノンが中世の音楽を思わせる響きを生み出す。
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[両日演奏曲]
18人の音楽家のための音楽 Music for 18 Musicians(1974-76)
ライヒの代表作。約60分にわたって変遷するパルスが比類のない音響空間を築き上げる。楽器配置や奏者の動きもユニークなため、ライヴは聴覚上も視覚上も稀有な体験をもたらす。
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