感じる服 考える服:東京ファッションの現在形[プロフィールと展示プラン]

ミントデザインズ/mintdesigns
(勝井北斗・八木奈央)

セントラル・セント・マーティンズ美術大学を卒業した勝井北斗と八木奈央が、2001年に設立。「服を一つのプロダクトとして提案する」ことを掲げ、長く日常生活で着られる服づくりを目指す。素材となるテキスタイルやプリントの制作から手がけ、豊かな色彩感と大胆なプリント、シンプルだがユニークな造形を展開。ハサミを持ったドール柄や紙のボタンなど、遊び心のあるデザインが特徴。また、バッグや雑貨、椅子などのデザインも手がけ、2009年ミラノ・サローネで発表したマスクはそのユーモアが話題となった。2010年毎日ファッション大賞を受賞、2011年台北市立現代美術館で個展。

http://www.mint-designs.com/

展示プラン

2008-09 年A/Wの「TRASH, SLASH, and FLASH !」でミントデザインズは、ゴミ(TRASH)となってしまった紙をシュレッダーにかけて洋服のデザインの中で再構築したコレクションを発表。大量生産や大量消費に対するアンチテーゼであると同時に、そうしたゴミの中からも美しさを見いだし新たな価値を生み出すことに挑戦した。コレクションの世界観を空間で表したインスタレーションである。

・協力:株式会社J-WAVE 81.3FM/図書印刷株式会社

Photo: KIOKU Keizo