感じる服 考える服:東京ファッションの現在形[プロフィールと展示プラン]

ソマルタ/SOMARTA
(廣川玉枝)

文化服装学院アパレルデザイン科を卒業後、イッセイ ミヤケを経て独立。東京コレクションに参加し、2007年毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。レディー・ガガがそのボディウエアを着用したことで世界からも注目された。自ら設立したデザイン事務所SOMA DESIGNの一プロジェクトとしてブランドを規定し、無縫製ニットという手法を追求し続けている。コレクションでは、SOMA DESIGNが手がける映像を背景にショーを展開、物語性を映像で表現する一方で、服づくりは純粋にテクノロジーとして展開させている。ブランド名は、自身の名前を伝説の蓬莱の玉の枝と重ね、サンスクリット語を援用したネーミング。

http://www.somarta.jp/

展示プラン

ソマルタの代名詞ともいえる無縫製ニットによるインスタレーション。2008年のミラノ・サローネでキヤノンとのコラボレーションとして展示された「Secret Garden」および2009 S/S「EVOLUTIONBODY」コレクションがベースになっている。コンピュータプログラミングによってモチーフが描かれた第二の皮膚が表現されている。また、《Skin+Bone Chair》は、無縫製ニットのプロダクトとしての可能性を示している。

・展示出力協力:株式会社脇プロセス

Photo: KIOKU Keizo