感じる服 考える服:東京ファッションの現在形[プロフィールと展示プラン]

シアタープロダクツ/THEATRE PRODUCTS
(武内 昭・中西妙佳・金森 香)

「洋服があれば世界は劇場になる」というコンセプトのもと、2001年、デザイナー武内昭と中西妙佳、プロデューサー金森香の3人が設立。服をつくって売るだけでなく、その見せ方、人々の手に渡るまでのプロセスをデザインし、ファッションを取り巻く世界そのものを作品化してきた。ショーの演出もユニークで、エンターテイメント性に富む。一方で、世界各地で現地の布地を使ってカットソーをつくる「カット・アンド・ソーン」をはじめ、アートプロジェクト、音楽イベントやレーベルの運営、NPO法人ドリフターズ・インターナショナルの活動など、アパレルの枠組みを超えたクリエーションを展開する。

http://www.theatreproducts.co.jp/

展示プラン

《La Boutique fantasque》は、シアタープロダクツのお店が楽器になる作品。バーコードリーダーで商品タグを読み取ると音が鳴り、それぞれのアイテムが奏でるさまざまな音色の組み合わせで,お店全体が一つの楽器になる。「ここでは、お買い物すること=楽器を奏でること、です。いろいろなアイテムをコーディネートして聴いたことのない音楽をつくってみてください、普段 お店の中で起 こっている奇跡が聞こえてきます」。

・設計:シアタープロダクツ×伊藤暁
・システム・機構デザイン・技術協力:AR三兄弟
・音:イトケン

Photo: KIOKU Keizo