次回展覧会「イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─」 2018/5/31 update
東京オペラシティ アートギャラリーでは2018年7月14日[土]より9月24日[月]まで、「イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─」を開催いたします。
イサム・ノグチのポートレイト
©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR. Photo by Jack Mitchell.
イサム・ノグチ没後30年を迎える今年、世界市民として生きたノグチの制作に焦点を当てる展覧会
イサム・ノグチ(1904-1988)は、日本人の父親とアメリカ人の母親から生まれ、世界文化を横断しながら生き、彫刻をはじめ、舞台や家具、照明器具「あかり」のデザイン、陶芸、庭、ランドスケープ・デザインまで、幅広い巨人的な活動をした20世紀を代表する芸術家です。
イサム・ノグチ《チェイス・マンハッタン銀行プラザのための沈床園》
1961-64年
© The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR. Photo by Arthur Levine.
「舞踊神のいる庭」─ イサム・ノグチの作品と身体性への問いかけ
本展では、その幅広い活動を多方面から紹介しますが、特に、ノグチが抽象彫刻の分野にあっても常に“身体”を意識し続けたことや、そうした意識が、子供のための遊具デザインやランドスケープといった人間をとりまく環境へ向かい、ノグチ自身がいう“空間の彫刻”=庭園への情熱へと拡大していったことに着目します。若きノグチが北京で描いた毛筆による身体ドローイングをはじめ、モダンダンスの開拓者マーサ・グラハムとのコラボレーションによる舞台関連作品、日本で制作された陶作品や光の彫刻「あかり」のデザイン、さらには《イェール大学バイニキ稀覯書・写本図書館のための沈床園》(1960-1964)や《チェイス・マンハッタン銀行プラザのための沈床園》(1961-1964)などの庭園やランドスケープに関わる模型・資料・動画、そして晩年の峻厳な石の彫刻まで、ノグチが世界各地で手掛けた作品を通して、「異文化の融合」や「生活と環境の一体化」をめざしたノグチの活動の全容を紹介します。
イサム・ノグチ《北京ドローイング(横たわる男)》
1930年
インク、紙
イサム・ノグチ庭園美術館(ニューヨーク)蔵
©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR. Photo by Kevin Noble.
イサム・ノグチ《あかり》
デザイン1953年〜
紙、竹、金属
香川県立ミュージアム蔵
イサム・ノグチ《二枚の板の愛》
1950年
陶(瀬戸)
イサム・ノグチ庭園美術館(ニューヨーク)蔵
©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] - JASPAR. Photo by Kevin Noble.
イサム・ノグチ《オクテトラの模型》
1968年
石膏、彩色
イサム・ノグチ庭園美術館(ニューヨーク)蔵
©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] – JASPAR. Photo by Kevin Noble.
展覧会開催記念トーク
彫刻や舞台美術、家具、照明器具のデザイン、また陶芸、庭、ランドスケープ・デザインに至るまで、幅広い制作を行ったイサム・ノグチ。東京オペラシティ アートギャラリーの展覧会では、その多様な作品から、「異文化の融合」や「生活と環境の一体化」をめざした活動の全容に迫ります。
今回のトークでは、制作協力者として長年にわたりイサム・ノグチと近しく接した方々をお招きし、制作現場でのエピソードや、イサム・ノグチが作品に託した“未来への贈り物”を紐解きます。
「イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─」開催記念トーク
「コラボレ—ターが語るノグチの制作の現場と“未来への贈り物”」
登壇者 | 和泉正敏(石彫家、公益財団法人イサム・ノグチ日本財団理事長) ショージ・サダオ(建築家) 聞き手:新見隆(大分県立美術館館長、本展監修者) |
日時 | 2018年7月14日[土]12:00開場 13:00開始 15:00終了(予定) |
会場 | パークタワーホール(東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー3階) |
定員 | 200名 |
お申し込み | 要事前申込 6/5[火]受付開始予定 リビングデザインセンターOZONEホームページより受付フォームにてお申込みください。 |
参加費 | 一般:1,000円 東京オペラシティArts友の会会員、CLUB OZONEプロフェッショナル会員(ユース、法人含む)は無料 *東京オペラシティArts友の会会員の方は、お申込み時に「コメント欄」へ会員番号(会員証に記載の7桁の番号)を入力してください。 *東京オペラシティArts友の会会員、CLUB OZONEプロフェッショナル会員(ユース、法人含む)は、入場時に会員証をご提示ください。 *CLUB OZONE住まいる会員は有料(1,000円)となります。 |
主催 | 公益財団法人 東京オペラシティ文化財団/リビングデザインセンターOZONE |
お問い合わせ | リビングデザインセンターOZONE https://www.ozone.co.jp/ 03-5322-6500(10:30 ─ 19:00 水曜日休館) |
イサム・ノグチ《無題》
1987年
インド産花崗岩
イサム・ノグチ庭園美術館(ニューヨーク)蔵(公益財団法人イサム・ノグチ日本財団に永久貸与)
©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York / Artist Rights Society [ARS] – JASPAR. Photo by Akira Takahashi.
インフォメーション
イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─Isamu Noguchi: from sculpture to body and garden
期間:2018年7月14日[土]─ 9月24日[月]
会場:東京オペラシティ アートギャラリー[3Fギャラリー1, 2]
開館時間:11:00 ─ 19:00 (金・土は11:00 ─ 20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(但し祝日の場合翌火曜日)、8月5日[日・全館休館日]
入場料:一般 1,400円(1,200円)、大学・高校生 1,000円(800円)
中学生以下無料
- 同時開催「収蔵品展063 うつろうかたち ─ 寺田コレクションの抽象」、「project N 72 木村彩子」の入場料を含みます。
- 収蔵品展入場券200円(割引は無し)もあり。
- ( )内は15名以上の団体料金
- 障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。
- Arts友の会会員は無料。(会員証をご呈示ください)
- 割引の併用および払い戻しはできません。
お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団、読売新聞社、美術館連絡協議会
企画協力:The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York イサム・ノグチ庭園美術館(ニューヨーク)、公益財団法人イサム・ノグチ日本財団 イサム・ノグチ庭園美術館
特別協賛:ジャパンリアルエステイト投資法人
協賛:ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
協力:日本貨物航空、日本航空、日本通運
後援:アメリカ大使館