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松原勝也(ヴァイオリン)

1998年4月14日 出演

001_松原勝也(ヴァイオリン)

20周年、おめでとうございます! 永きにわたって若い音楽家の自由で意欲的な表現を支援してきたB→Cシリーズに携わる皆様に、深い敬意を表します。 出演させていただいた第1回ではJ.S.バッハ、イザイ、バルトーク、ハルトマン、高橋悠治の無伴奏作品を取り上げましたが、終演の余韻冷めやらぬうちに、引き続いて自主開催した全6回にわたる無伴奏コンサートシリーズの初回となり、それは演奏歴の中核をなすものだと感じます。振り返ってみれば、東京藝術大学での指導、AOI・レジデンス・クヮルテット、ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラの指導など、現在まで続く活動の幾つかは、およそ20年前に始まりました。私にとって音楽家としての新たな出発点であり、人生のマイルストーンとも言えるこのシリーズが、これからも若い世代のエネルギーを受け止め、更に発展していかれることと信じています。