[135]
福川伸陽(ホルン)

2011年10月11日 出演

135_福川伸陽(ホルン)

©大津智之

20周年、おめでとうございます。バッハからコンテンポラリーへ、という貴ホールでなければ出来ない尖った企画が20年も聴衆の人気を集めている。それはそのまま、日本の音楽界の成長の一翼を担って来た証明でもあり、僕自身もそれに関わる事が出来て幸せに思います。これからも日本で一番アバンギャルドなリサイタルシリーズとして、末永く続けて下さいね!
今までに実に数十作のホルンソロの為の新作を初演して来ましたが、ちゃんと現代音楽に触れたのはB→Cが初めてでした。初めて委嘱をし、初めて作曲家と対面し、世界初演する。その全てが貴重な体験でありましたし、新曲を世に出すという仕事をライフワークの一つにしよう、と思ったきっかけでもありました。僕の音楽人生の大きなターニングポイントを作って頂き、感謝しています。

[近況](2017年3月現在)
現在はNHK交響楽団の首席奏者として、オーケストラに籍を置きながら、ソロや室内楽の活動を増やしています。外国にソリストとして行く機会も多くなり、2017年秋には、藤倉大の《ホルン協奏曲》をヴェネツィアで世界初演します。まだまだ勉強すべき事ばかりですが、一歩一歩進んで行きたいと思います。

「ホルン奏者 福川伸陽オフィシャルウェブサイト」
http://www.nobuaki-fukukawa.com