開館20周年、心からお祝い申し上げます。
私が初めて東京オペラシティのステージに立ったのは、2008年にコンサートホールで行われた「コンポージアム2008」、スティーヴ・ライヒのコンサートでした。その当時はまだ学生で、アンサンブル・モデルンにはエキストラとして参加しており、まさか自分がモデルンのメンバーになるとは想像もしていませんでした。その後2010年から今まで、フランクフルトの素晴らしい環境の中で音楽をさせてもらっています。
私にとって2016年のＢ→Ｃ出演は特別なもので、東京オペラシティ文化財団の皆様のご協力により、自分の知識・思考を妥協せず音楽によって実現できました。このような素晴らしいホールが日本にあることを誇りに思います。開館20周年への祝辞を述べると同時に、これからも益々ご発展されますようお祈り致しております。