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向井山朋子(ピアノ)

2002年4月16日 出演

041_向井山朋子(ピアノ)

©Ilja Keizer

数年前より日本とオランダを結ぶプロジェクトに関わる者として、まず日本でこのような有意義なシリーズが20年も続いたということに感嘆の意を表したいと思います。文化インフラの違いや長期文化政策の欠如から、日本で一つの企画が長期間持続することの難しさは、よく耳にします。東京オペラシティ文化財団の理解と初心を守っていくスタッフの意思の成果だと思います。おめでとうございます。
パフォーマーにコンテンポラリー(同時代)をプログラミングさせる、というのは大変面白い課題だと思います。私が例えば今、出演していたら全然違うコンテンポラリー像を呈示するでしょう。時間の推移は興味深い。

[近況](2017年3月現在)
近年はピアニスト、作曲家と並んで、美術家としても活動し、シドニー・ビエンナーレ、横浜トリエンナーレ、瀬戸内などの芸術祭に招かれている。またダンス作品の創作、発表も精力的に行い、2014年はオランダの最も重要なダンス作品に送られるVSCD賞を、2017年は昨年活躍した振付家、演出家に贈られる日本ダンスフォーラム賞を共に受賞。2017年はロッテルダム・フィルハーモニーと共演するほか、 音楽を担当したイリ・キリアン氏振り付けのダンス作品のワールド・ツアーなどが予定されている。また2015年にオランダと日本を文化で結ぶことを目的に社団法人マルタスを設立、芸術監督を務める。日本の皆様のご意見、アドヴァイスをお待ちしております。

「multus マルタス 向井山朋子」
http://www.multus.jp