[92]
望月哲也(テノール)

2007年5月15日 出演

092_望月哲也(テノール)

20周年おめでとうございます。これまでに数々のコンサートで舞台に立たせていただき、その素晴らしい音響にいつも助けられた思い出が多いです。どちらのホールも本当に演奏に集中できる空間で、私にとって非常に「相性のいい」劇場であることは間違いありません。
2007年の5月に出演させていただきました。この際にはJ.S.バッハのソロ・カンタータからヘンツェの作品まで、かなり面白い作品を歌わせていただきましたが、一番の思い出は後半のメインに据えたブリテンの《セレナード》。ホルンの西條貴人さんとの共演は本当に楽しかった!この曲はまたいつか、取り上げたいと思う一曲です。そして、この年に亡くなった私の師匠、エルンスト・ヘフリガー先生に捧げるつもりで歌ったR.シュトラウスの《明日の朝に》は舞台上で感極まった記憶があります。

[近況](2017年3月現在)
2017年からHakuju Hallで始まる「シューベルト三大歌曲演奏会」では全ての作品をギター伴奏で演奏する、という新しい試みが始まります。歌曲への取り組みは自分のスキルアップに繋がる、と信じて取り組んでいます。