アントワープ王立美術館コレクション展 アンソールからマグリットへ ベルギー近代美術の殿堂

From Ensor to Magritte: Belgian Painting between 1880 and 1940
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イントロダクション

名作『フランダースの犬』の舞台として知られるベルギー北部の都市アントワープは、古くから商業・金融の地として、また、さまざまな文化・芸術の交流の場として発展してきました。近年、アントワープはファッションの中心地としても知られ、最先端のカルチャーシーンを牽引する都市のひとつです。

本展は、アントワープ王立美術館の所蔵する14世紀から20世紀にわたる幅広く膨大なコレクションの中で、質量ともに充実した19世紀末から20世紀中頃までのベルギー絵画を紹介するものです。ベルギー近代絵画の3大巨匠とも呼ばれるルネ・マグリット、ポール・デルヴォー、ジェームズ・アンソールをはじめレオン・スピリアールト、フェルナン・クノップフなどの象徴派、フランドル表現主義、シュルレアリスムなどの39作家、計70作品によって、ベルギー近代美術の流れをたどります。そのうち63点が日本初公開です。マグリットの名品《9月16日》も特別出品されます。幻想と現実の交差するベルギー美術の魅力を存分にお楽しみください。

レオン・フレデリック
《咲き誇るシャクナゲ》
油彩, カンヴァス 1907年
フェルナン・クノップフ
《エドモン・クノップフの肖像》
油彩, カンヴァス 1881年頃

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