《パントン・チェア》をはじめ、パントンの実験精神と試行錯誤の歴史をご紹介します。
初期の家具
デンマークのチボリ公園にあるレストランのために作られた《チボリ・チェア》(1955年)、曲木の一体成型で《パントン・チェア》の前身となった《S-チェア》(1956年)、スティール・プレート製の本体に十字型の脚といったユニークな構造のチェア《コーン》(1958年)、スティール・ワイヤーで美しいトランペット型のフォルムを実現したチェア《トランペット》(1959年)など、パントンの実験精神とパントン・デザインの芸術性を世界に印象づけた家具のコレクションを紹介します。
システム家具
スティール・ワイヤーを用いた構造で組み合わせや拡張を可能にした《パントノーヴァ》。60年代デザインに影響を与えたシステム家具について紹介します。
パントンチェア
プラスチック一体成形という世界初の手法で20世紀のデザイン・アイコンとなった《パントン・チェア》。美しい流線形を生み出したプラスチック素材の変遷と開発プロセスを紹介します。
右列 上:《パントン・チェア》、1983/中:《チボリ・チェア》1955/下:《フラワー・ポット》、1968
© Panton Design, Basel