展覧会の見どころ
Exhibition
キャリアを着実に重ねているペインター、東京の美術館での初個展
今井俊介は、国内外で作品を多数発表し、国内の美術館に作品が収蔵されるなど、気鋭のアーティストとして注目されています。本展は、今井の美術館初の大規模個展として開催された「今井俊介 スカートと風景」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2022)の東京での巡回展になります。鮮やかなストライプを特徴とする絵画シリーズ《untitled》の原点となる2011 年の作品から、2023年現在までの10年以上におよぶ表現をかつてない規模で一堂に紹介するとともに、東京展では初期作品を新たに展示します。
鮮やかな色彩による絵画と幅広い表現に注目
今井の絵画は、鮮やかな色彩を大きな特徴としています。ストライプや水玉といった単純な色と形の組み合わせによる模様が波打ったり歪んだりしながら配置される作品は、絵画に対する飽くなき探求といえます。一方で、今井は、ジャンルを横断した様々な作品を手掛けています。立体作品やインスタレーション、ファッションブランドとのコラボレーションによる衣服や、舞台映像作家の山田晋平との共作による映像作品など、多彩な作品をお楽しみください。
東京オペラシティアートギャラリーの空間にあわせた新たな展示
本展は、昨年夏に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催され大きな話題を呼びました。今回の東京オペラシティアートギャラリーでの展示では、オペラシティの空間にあわせた新たな展示として再構成し、布を使った大規模なインスタレーションを制作します。
オリジナルグッズの展開
当館ミュージアムショップGallery5では、本展にあわせてオリジナルグッズを展開します。ポストカードや、今井の作品がプリントされた反物から切り出して製作するトートバッグ、ポーチ、ハンカチ、エプロンなどを会期に合わせて販売します。本展のポスターやフライヤーをデザインした長嶋りかこ(village®️)によるデザインにもご注目ください。