STEPHAN BALKENHOL | Skulpturen und Reliefs シュテファン・バルケンホール|木の彫刻とレリーフ Home
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レリーフ/人物像+レリーフ
バルケンホールは「空間における量感の概念」に関心があると述べています。それはつまり、彫刻の二次元性と三次元性を考えることでもありますが、その関心が特にレリーフの作品において実践されていると考えられます。本展では彫像とならび約半分がレリーフで構成されていますが、その表現は顔、全身像、建築、人物像とレリーフがセットになった作品など、バラエティに富んでいます。

身長を越える大きなサイズのレリーフでは、二次元の木の板のなかから像が彫り出されて三次元の彫像になっていく、もしくは三次元の彫像が二次元の木のなかにすっぽりと埋まってしまったかのような、中間の存在を感じとることができます。また、正方形のフォーマットで男女の頭部を浮き彫りにした一連のレリーフは、「木に写したポラロイド」と言及されたこともあります。モチーフの人物が極めて現代的であることや、像を刻むスピードを感じさせる粗い彫り込みが、瞬間を定着させるスナップ・ショットのような即時性を感じさせること、また正方形のレリーフは6×6の写真のフォーマットを想起させるプロポーションであることからも、しばしば写真との関連性が見られます。
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