Artists Profile
出演アーティスト・プロフィール

ローズマリー・ハーディ Rosemary Hardy(ソプラノ)

5.23[水]19:00 コンサートホール
オリヴァー・ナッセン オーケストラ・ファンタジー


5.25[金]19:00 リサイタルホール
オリヴァー・ナッセン 室内楽作品展

5.26[土]18:00 リサイタルホール
ローズマリー・ハーディ ソプラノ・マスタークラス



ローズマリー・ハーディ
photo by Sebastian Hppe


イギリス生まれで、現在はスウェーデン在住。幅広いレパートリーを誇るが、特にマーラー、新ウィーン楽派、ワイル、ブーレーズ、クルターク、ヘンツェなど近現代作品の優れた解釈でヨーロッパおよびアメリカで絶賛されており、アンサンブル・モデルン、ロンドン・シンフォニエッタ、シェーンベルク・アンサンブル、ヒリヤード・アンサンブル(アルヴォ・ペルト《スターバト・マーテル》《ヨハネ受難曲》)など優れた演奏団体との共演も多い。1985年グラインドボーン音楽祭でのナッセンのファンタジーオペラ《かいじゅうたちのいるところ》で、主役マックスを歌い、絶賛を浴び、引き続き同作品の演奏会形式上演で、クリーヴランド響、ボストン響、シカゴ響と共演した。86年にはフランクフルト・アルテオーパーにおけるヘンツェのオペラ《イギリスの猫》に出演した。一方、バロック音楽も得意としており、ムジカ・アンティカ・ケルンとのテレマンのカンタータ《イーノ》や、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮によるパーセルの歌劇《インドの女王》《テンペスト》などに出演、いずれも高い評価を得ている。

→ローズマリー・ハーディのディスコグラフィ



スザンナ・マルッキ Susanna Malkki(指揮)

5.27[日]17:00 コンサートホール
2001年度武満徹作曲賞本選演奏会


スザンナ・マルッキ


最初、シベリウス音楽院、ストックホルムエズバーグ音楽院、ロンドン・ロイヤル・アカデミーでチェロを学び、ヨーヨー・マ、リン・ハレル、スティーヴン・イッサーリス、ヤーノシュ・シュタルケルらのマスタークラスにも参加し、フィンランド・チェロ・コンクールで優勝した。1995年から98年までエーテボリ管弦楽団の首席チェリストをつとめ、同時にリサイタル、室内楽でも活動し、現代音楽の初演にも多く携わった。
1995年より、シベリウス音楽院にてエリ・クラス、レイフ・セーゲルスタムらに指揮を学び始める。98年にカーネギーホールでのエサ=ペッカ・サロネンらによるワークショップに参加し、まもなくフィンランド放送交響楽団や、アヴァンティ・アンサンブル等、フィンランドのプロ・オーケストラを指揮し始める。99年3月には、ヘルシンキ・ムジカ・ノヴァ音楽祭にて、トーマス・アデスの《Powder Her Face》のスカンジナヴィア初演を指揮、その手腕を作曲家からも高く評価され、引き続きアルメイダ音楽祭、バーミンガム、チェルトナム等での同作品上演のためにイギリスに招待された。今後も、BBCフィルハーモニック、BBCスコティッシュ交響楽団、バーミンガム現代音楽グループ、ラハティ交響楽団、アヴァンティ・アンサンブル、アールフス交響楽団、スタヴァンゲル交響楽団(ハノーファーEXPO2000への出演もあわせて)、ベルゲン・オペラ・フェスティバル、Bit20アンサンブルなどを指揮することが決まっており、若い世代のホープの一人として注目を集めている。今回が初来日で、同時期の東京交響楽団定期演奏会にも出演が予定されている。



野平一郎 Ichiro Nodaira(ピアノ)

5.25[金]19:00 リサイタルホール
オリヴァー・ナッセン 室内楽作品展


野平一郎


作曲家/ピアニスト。1953年東京生まれ。東京芸術大学大学院修士課程作曲科修了。フランス給費留学生としてパリ国立高等音楽院で作曲とピアノ伴奏法を学ぶ。第13回中島健蔵音楽賞受賞。《室内協奏曲第1番》で第44回尾高賞を受賞。ピアノ演奏では平成7年度芸術選奨文部大臣新人賞を受賞した。特に近年ピアニストとしての評価が一層高まり、メシアンの《トゥーランガリラ交響曲》や、近・現代の室内楽作品のピアニストとして活躍している。東京芸術大学助教授。「コンポージアム」にはほぼ毎年出演、その緻密かつ圧倒的な表現力に、聴衆、共演者問わずファンが多い。

→野平一郎のディスコグラフィ

→野平一郎のホームページ http://www.ff.iij4u.or.jp/~nodaira/



アンサンブル・ノマド Ensemble NOMAD(現代音楽アンサンブル)

5.25[金]19:00 リサイタルホール
オリヴァー・ナッセン 室内楽作品展



アンサンブル・ノマド
photo bu Michiharu Okubo


20世紀の作品を中心にとした作品を演奏するアンサンブルとして1997年に結成。指揮者・ギタリスト佐藤紀雄を芸術監督に、内外で注目されている気鋭の演奏家たちが刺激的な作品と演奏を求めて集う。98〜99年東京オペラシティでの定期演奏会を経て、その実力が高く評価された。札幌キタラホールへ定期的に招かれ演奏会を行うほか、2000年9月にはオランダ政府から招待されアムステルダムで公演、大成功をおさめた。CDは近藤譲作品集「梔子」「空の眺め」がリリースされている。

〔今回の出演メンバー〕
木ノ脇 道元(フルート) Dogen Kinowaki, flute
成田恵子(イングリッシュホルン) Keiko Narita, cor anglais
菊地秀夫(クラリネット) Hideo Kikuchi, clarinet
白谷 隆(ホルン) Takashi Shirotani, horn
稲垣 聡(ピアノ) Satoshi Inagaki, piano
野口 千代光(ヴァイオリン) Chiyoko Noguchi, violin
甲斐史子(ヴィオラ) Fumiko Kai, viola
菊地知也(チェロ) Tomoya Kikuchi, cello
中川賢一(指揮/ピアノ) Ken-ichi Nakagawa, conductor/piano

→アンサンブル・ノマドのディスコグラフィ



東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra

5.23[水]19:00 コンサートホール
オリヴァー・ナッセン オーケストラ・ファンタジー

5.27[日]17:00 コンサートホール
2001年度武満徹作曲賞本選演奏会


1911年に生まれた日本最古の歴史と伝統を誇るオーケストラ。定期演奏会をはじめ、オペラ/バレエ演奏やNHK放送演奏など幅広く活発な演奏活動を行なっている。過去3回のヨーロッパ公演では各地で絶賛を博し、世界的にも確固たる地位を確立した。95年「文化庁芸術祭大賞」を受賞。96年文化庁「アーツ・プラン21」の重点団体に指定されている。92年より大野和士が常任指揮者を務め、99年よりアーティスティック・アドヴァイザーに就任。95年より名匠フェドセーエフが首席客演指揮者、99年より沼尻竜典が正指揮者に就任するなど一層の充実をはかっている。2001年4月より新星日響と合併し、オペラとシンフォニーの両活動を強力に展開するオーケストラとして一層の飛躍を目指し、同年4月スペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーにチョン・ミョンフンを迎える。

→東京フィルのディスコグラフィ

→東京フィルホームページ http://www.tpo.or.jp/







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