公演スケジュール

エッセイ:新時代のコスモポリタンペーテル・エトヴェシュの世界
インタビュー:「僕にとって音楽面での父親的存在」藤倉 大 ペーテル・エトヴェシュを語る

マルティン・グルービンガー
©FBroede

ペーテル・エトヴェシュ
©Priska Ketterer

2014年5月22日[木]19:00 コンサートホール

指揮:ペーテル・エトヴェシュ
パーカッション:マルティン・グルービンガー *
NHK交響楽団

リゲティ:メロディーエン(1971) 
Ligeti: Melodien (1971)

エトヴェシュ:スピーキング・ドラム
〜パーカッションとオーケストラのための4つの詩(2012/13)[日本初演]*
Eötvös: Speaking Drums ~Four poems for percussion solo and orchestra (2012/13) [Japanese premiere] 

リゲティ:サンフランシスコ・ポリフォニー(1974) 
Ligeti: San Francisco Polyphony (1974)

エトヴェシュ:鷲は音もなく大空を舞い(2011, revised ver.2012)[日本初演] 
Eötvös: The Gliding of the Eagle in the Skies (2011, revised ver.2012) [Japanese premiere] 

エトヴェシュ:ゼロ・ポインツ(1999)[日本初演]
Eötvös: zeroPoints (1999) [Japanese premiere]

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全席指定(税込):一般 ¥3,000 学生 ¥1,000

★公演当日、17:00(開演の2時間前)までは電話予約可能(03-5353-9999)。

★当日券の販売は18:00〜(ホール手前の当日券売場にて)。

★予約無しの「当日券」購入は、売り場(ホール入口手前)が混雑することが予想されますので、できるだけ事前のご予約をお願いいたします。

(インターネット予約の受付は終了いたしました)

*曲目、出演者等は、変更になる場合がございますのでご了承ください。
*就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
*ネットオークション等での営利目的の転売はお断りします。

日本初演となる自作3曲と、同郷の作曲家リゲティの2曲
作曲家/指揮者エトヴェシュを知る絶好の機会

更級日記にもとづく『レディ・サラシナ』、チェーホフの原作をカウンターテナー3人が演じる『三人姉妹』といったオペラ、スペース・シャトル「コロンビア号」の宇宙飛行士への追悼をこめて書かれたヴァイオリン協奏曲《セブン》などで知られる、作曲家ペーテル・エトヴェシュ。本演奏会で取り上げる自作3曲はいずれも日本初演となります。

《スピーキング・ドラム》は、2013年9月29日、モンテカルロで初演されたばかり。ソリストは言葉を発声しつつ演奏もする、超絶技巧が要求される作品で、2月にエトヴェシュ指揮マーラー室内管とドイツ国内3公演を大成功させたグルービンガーのソロに期待が高まります。

【動画】「マルティン・グルービンガーが語るペーテル・エトヴェシュ《スピーキング・ドラム》」

Martin Grubinger spielt "Speaking Drums" von Péter Eötvös (Bayerischer Rundfunk)

《鷲は音もなく大空を舞い》は、鷲が大きく翼を広げ、風を切って滑空する様、高く広々とした大空の自由さ、などをイメージしたと語っています。《ゼロ・ポインツ》はエトヴェシュと同じ作曲家/指揮者である偉大な先達ピエール・ブーレーズに捧げられています。

指揮者エトヴェシュはまた同郷人であるリゲティの音楽をたびたび取り上げています。ケルンWDR響とのレクイエムの録音は2013年のグラミー賞にノミネートされ、またパトリツィア・コパチンスカヤが独奏したヴァイオリン協奏曲(併録には自身のヴァイオリン協奏曲《セブン》も)の録音は、2013年のグラモフォン・アワード〈レコード・オブ・ザ・イヤー〉を受賞するなどその演奏は高く評価されています。

自作のみならず幅広い作品でベルリン・フィルやウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管など一流オーケストラとの共演も多いエトヴェシュ。信頼厚いNHK交響楽団との共演で作品の魅力をあますところなく伝えてくれることでしょう。

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