ウンスク・チンの音楽 The Music of Unsuk Chin
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ウンスク・チン
© Priska Ketterer -
イラン・ヴォルコフ
© Simon Butterworth -
ジェローム・コント
© Jean-Baptiste Millot -
イサン・エンダース
© workroomk
2018年5月24日[木]19:00
コンサートホール
指揮:イラン・ヴォルコフ
Ilan Volkov, conductor
クラリネット:ジェローム・コント
Jérôme Comte, clarinet
チェロ:イサン・エンダース
Isang Enders, cello
読売日本交響楽団
Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
ウンスク・チン: Unsuk Chin:
マネキン(2014-15)[日本初演]
Mannequin Tableaux vivants for orchestra (2014-15) [Japanese premiere]
クラリネット協奏曲(2014)[日本初演]
Clarinet Concerto for clarinet and orchestra (2014) [Japanese premiere]
Cello Concerto for cello and orchestra (2006-08, rev.2013) [Japanese premiere]
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各地で再演を重ねる代表的近作3曲。
世界を魅了するウンスク・チンの音楽を、作曲家信頼の演奏家で。
韓国出身の作曲家、ウンスク・チンは、リゲティに学ぶためにハンブルクに留学し、その後1988年から現在まで長くベルリンを拠点に活躍しています。その作風についても自身は、一貫してその出身とは関係なく、コスモポリタンとして音楽を作曲してきたと語ります。ナガノ、ラトル、サロネン、ドゥダメル、チョン・ミョンフンなど多くの世界的音楽家とのコラボレーションがあり、ヨーロッパやアメリカで多くの作品が演奏され続けている、まさに現代を代表する作曲家のひとりです。歌劇『不思議の国のアリス』(2007)が大成功を収め、近く初演される予定の続編『鏡の国のアリス』も待ち望まれているところです。本演奏会では、そのいずれもが高い評価を受け再演も多い6曲の協奏曲から、《クラリネット協奏曲》と《チェロ協奏曲》を中心にお聴きいただきます。ソリストは作曲家の信頼厚い二人、指揮者には、《マネキン》と《チェロ協奏曲》の世界初演を受け持ち、《クラリネット協奏曲》も含めこの作曲家を知り尽くすイラン・ヴォルコフ、読売日本交響楽団の高度な表現力と合わせ、理想的な組み合わせでウンスク・チン作品の魅力をお伝えします。