スイスを代表する8ブランドの取り組みと、そこで受け継がれるデザイン理念を、ダイナミックな展示によって紹介し、スイスのデザイン文化の豊かさを感じていただきます。
《「バリー160周年記念カタログ」表紙》バリー、2011
1851年にリボンメーカーとして創業、以後靴の開発に進出して機能とデザインを兼ね備えた製品で愛好されるブランドに。同社のアーカイブから歴代ポスターや靴、ロゴデザインを紹介。
《オフィサーナイフ》ビクトリノックス、1897
1884年に刃物職人カール・エルズナーが創立、マルチツールのアーミーナイフで他の追随を許さない位置を占めています。そのシンプルで機能的なデザインは、スイスデザインを代表するアイコンの一つです。プロトタイプや特殊な素材を使用したモデルなど歴史と今を語る約200点を紹介。
《USMハラー》USMモジュラーファニチャー
建築家フリッツ・ハラーと三代目経営者ポール・シェアラーが1963年に開発した《USMハラー》。それは、同社工場の鉄骨モジュラーシステムを家具に応用して生み出されたシンプルでフレキシブルなモジュール式収納家具です。建築から家具への移行プロセスや、構築モデルなど貴重な資料とともに紹介。
《ECCO》(部分)テキスタイル原画、クリスチャン・フィッシュバッハ、2012
1819年創立の高級インテリアファブリックメーカー。もともとファッションファブリックから出発した同社は、高品質なデザインで存在感を示しています。貴重なデザイン原画とともにデザイン性豊かなアイテムを紹介。
《スイスエンブレムレッド》シグ、(オリジナル制作1957)© 株式会社スター商事
1908年に金属加工の専門家フェルディナンド・シグが創立、当時新素材であったアルミの加工製品で成長。1957年のトラベラーボトルの製造を開始、以来シンプルな構造とデザインのアルミボトルが世界中で愛用されています。
クルト・ネフ《ネフスピール》ネフ(オリジナル制作1958)
1958年、クルト・ネフが創立した玩具メーカー。遊び方が無限に広がってゆく新しい発想の積み木、《ネフスピール》を出発点に、新しい商品も世に送り出しながら、その精巧な作りで時代を超えて使い続けられています。
《F06 SERENA》フライターグ、2012
トラックの使用済みの幌(ほろ)を使ったバッグ類で異彩を放つ同社は、フライターグ兄弟が1993年に創立。大量消費のサイクルに疑問を投げかけ、リサイクルとデザイン性の両面を追求し、その相乗効果で現代の社会に独自のヴィジョンを提起しています。
《WHITE LOOP》スウォッチ、2014
カラフルでシンプルな革新的デザインをまとったプラスチック製クォーツ時計で、従来のスイス時計のイメージを塗り替えた同社は、1983年創立。そのユニークなデザイン哲学とともに、スウォッチ・ファンクラブのクラブ・ウォッチコレクションの限定モデルを一堂に紹介します。