石元泰博略歴
Profile
- 1921
- 高知からの農業移民の長男としてサンフランシスコで誕生
- 1924
- 両親と高知に移住
- 1939
- 高知の農業高校を出て単身渡米、カリフォルニアに住む
- 1942
- 前年12月8日の真珠湾攻撃をうけ、日系人収容所に収監される
- 1944
- 収容所から解放されシカゴに行く
- 1947
- シカゴの写真クラブに入会。モホイ=ナジらの著作に触れ、モダニズム/アヴァンギャルドの写真に開眼
- 1948
- シカゴのインスティテュート・オブ・デザイン(通称ニュー・バウハウス)入学(1952年卒)
- 1953
- 来日し、1958年まで滞在。桂離宮を初訪問し、敷石を撮影。丹下健三はじめ建築、デザイン、美術界の要人らと出会う
- 1954
- 京都・俵屋旅館に1ヶ月滞在し桂離宮を撮影
- 1956
- 川又滋子(滋)と結婚。滋は制作協力者として重要な役割を果たしていく
- 1958
- 初の写真集『ある日ある所』発刊。シカゴに戻り3年間滞在
- 1960
- 『KATSURA—日本建築における伝統と創造』発刊
- 1961
- 再来日
- 1969
- 日本国籍取得。『シカゴ、シカゴ』発刊
- 1973
- 東寺の両界曼荼羅を撮影
- 1977
- 『伝真言院両界曼荼羅:教王護国寺蔵』発刊
- 1978
- 『国東紀行』発刊
- 1983
- カラーで再撮影した桂離宮をまとめ『桂離宮 空間と形』発刊
- 1984
- 20×24インチポラロイドカメラで「包まれた食べ物」シリーズ制作
- 1995
- 『伊勢神宮』発刊
- 2006
- 作品35,000点を高知県に寄贈
- 2007
- 『シブヤ、シブヤ』発刊
- 2010
- 桂離宮の新旧の撮影を全編モノクロでまとめた『桂離宮』発刊
- 2012
- 没
- 2013
- 高知県立美術館に「石元泰博フォトセンター」が開設される