生誕100年記念 難波田龍起展
展覧会

作品01図版

《軍服姿の父》 油彩、キャンバス 1932
東京オペラシティアートギャラリー蔵 photo
:斉藤新


1. 詩人から画家へ 1927年まで (0歳〜22歳)

徳川家幕臣だった父・難波田憲欽は星雲の志を抱いて北海道に渡り、屯田隊長として旭川で開拓に従事しました。この憲欽の業績は、今日難波田川と呼ばれる川の名前に残っています。父の退役にともない一家で上京、偶然高村光太郎のアトリエの裏隣に転居したことで交流が始まり、やがて龍起は画家としての道を歩み出します。龍起が描いた父母の肖像、父・憲欽の臨終の書、早稲田大学在学中の詩作、親友・吉野玉雄の死、高村光太郎から送られた書簡など、多くの初公開の資料によって龍起の生い立ちを探ります。

  2.古代への憧憬→



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