武満徹作曲賞

審査員紹介

2023年度審査員 近藤 譲 (日本) Jo Kondo (Japan)
© Jörgen Axelvall

第55回(2023年度)サントリー音楽賞受賞(2024.3.28)
作曲家 近藤譲(2023年度武満徹作曲賞審査員)氏が、第55回(2023年度)サントリー音楽賞を受賞されました。昨年5月のコンポージアム2023での、作品演奏会、武満徹作曲賞審査、フィルム&トークなど一連の企画が「この作曲家の現在を一望できる機会となった」と受賞理由の一つとなりました。おめでとうございます。

「第55回(2023年度)サントリー音楽賞は近藤 譲 氏に決定」

〈コンポージアム2023〉
2023年5月23日「フィルム&トーク」
2023年5月25日「近藤 譲の音楽」
2023年5月28日「2023年度武満徹作曲賞 本選演奏会」

プロフィール

1947年生まれ。東京藝術大学卒。ロックフェラー3世財団の招きでニューヨークに、又ブリティッシュ・カウンシルのシニア・フェローとしてロンドンに滞在した。また、英国のダーティントン・サマースクールで作曲講師、オランダのガウデアムス国際作曲コンクール等で審査員を務め、更に、ハーバード大学やケルン大学を始め、欧米の多くの大学に招かれて講演を行っている。近年では、米国のイーストマン音楽院の特別客員教授を務めた。国内では、エリザベト音楽大学教授、お茶の水女子大学大学院教授として、そして東京藝術大学でも長年にわたって教鞭をとり、現在は昭和音楽大学教授、お茶の水女子大学名誉教授。日本現代音楽協会理事長。
1970年代末以来、内外の多くの音楽祭にテーマ作曲家として招かれ、様々な主要機関・演奏団体から作曲委嘱を受けている。作品は、オペラやオーケストラ曲から、室内楽、独奏曲、電子音楽まで広範に及び、これまでに160曲を超える。それらの多くは、国内を始めヨーロッパやアメリカで頻繁に演奏され、CDに録音されている。
1991年尾高賞、2005年中島健蔵音楽賞、2018年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2012年には、アメリカ芸術・文学アカデミー外国人名誉会員(終身)に選出された。
文筆も手掛け、主な著書に『線の音楽』『聴く人』等、近著に『ものがたり西洋音楽史』、また、訳書も多い。
作品は、ほぼ全作品がイギリスのヨーク大学音楽出版局(UYMP)から、そして一部の作品がペータースから出版されている。

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