武満徹作曲賞

審査員紹介

2025年度審査員 ゲオルク・フリードリヒ・ハース
(オーストリア)
Georg Friedrich Haas (Austria)
© Harald Hoffmann

応募締切:2024年9月30日[月]18:00 必着
本選演奏会:2025年5月25日[日]15:00

作品の応募について

プロフィール

1953年オーストリア、グラーツ生まれ。グラーツ国立音楽大学にてゲスタ・ノイヴィルトに作曲を、ドリス・ヴォルフにピアノを学ぶ。その後ウィーン国立音楽大学にてフリードリヒ・ツェルハに師事。ダルムシュタット夏期現代音楽講習会やIRCAMでも学んでいる。グラーツ国立音楽大学とバーゼル音楽院にて教えたのち、2013年からはトリスタン・ミュライユの後任としてニューヨークのコロンビア大学作曲科教授を務めている。
ヴィシネグラツキーやアロイス・ハーバを研究し、室内アンサンブルのための《夜陰》(1991)、室内オペラ『夜』 (1995-96/98)、弦楽四重奏曲第1番(1997)、《Nach-Ruf...ent-gleitend...》(1999)等、多くの作品で微分音を駆使し、精妙にコントロールされた倍音が特徴的である。同時に、過去の作曲家へも視線を注ぎ、シューベルトの未完のソナタD840をオーケストレーションした《トルソー》(1999-2000/01)、シュレーカーのオペラ 『はるかなる響き』を引用する《チェロ協奏曲》(2004)、モーツァルト《レクイエム》と組み合わせる《7つの音空間》(2005)、またライプツィヒ・ゲヴァントハウス管からの委嘱作《夏の夜の夢》(2009)ではメンデルスゾーンからの引用が織り込まれている。
最新作に、アンサンブル・モデルンの演奏によりドナウエッシンゲン音楽祭で初演された《weiter und weiter und weiter...》(2022)、ウィーン楽友協会の委嘱作《ungefähr ganz genau》(2022)などがある。
ウィーン市音楽賞(2004)、オーストリア国家大賞(2007)、南西ドイツ放送響作曲賞(2010)、ザルツブルク音楽賞(2013)など多くの受賞歴がある。ベルリン芸術アカデミーやバイエルン芸術アカデミーの会員。
作品はユニバーサル・エディションおよびリコルディ・ベルリン(2016年秋以降)より出版されている。

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