COMPOSIUM 2002


平野公崇 即興演奏ワークショップ 参加者募集のお知らせ



「即興演奏って、何?」「興味はあるけど、何をどうすればいいのかわからない」「自分の表現方法を広げたい」・・・そんなあなた、ジャンルを超えて大活躍中のサックス奏者にしてインプロヴァイザー、平野公崇とともに、即興してみませんか。楽器の種類は問いません。




開催日時 2002年5月25日(土) 15:00
会場 東京オペラシティリサイタルホール
参加資格 即興演奏に興味を持ち、基本的な演奏技術を有する方。楽器の種類、年齢、性別不問。
※参加者には、平野氏による事前説明会を予定しています。(日程は調整させていただきます。)

演奏での参加者募集は2/22(金)を持ちまして締め切らせていただきました。
一般聴講のお申し込みは、お電話(03-5353-0770)で引き続き受け付けております。




即興というものに対して、「何をどうすればよいのか想像がつかない」という人は多いと思いますが、まったく心配ありません。むしろそうでなければ即興とは云えないわけで、ゼロから出発することでたくさんのことが見えてくるはずです。現代では、ある曲を演奏しようというとき、CDをはじめ山ほど資料があり、それらを「参考にする=真似をする」ことで、あるひとつの「形=演奏」が簡単にできてしまいます。しかしその反面、その「演奏」は音楽本来の姿からは著しく遠くなってしまう危険があることもまた事実です。このワークショップでとりあげるのは即興演奏ですが、実際には即興を通して「音楽そのもの」を学んでいくことにもなるでしょう。

すべての人は生まれた瞬間にまず、産声をあげるというフリー・インプロヴィゼイションをしているわけで、その行動は無意識であるがゆえに、周囲の人々に大きな感動を与えます。音楽をしていく上で、様々な壁にとらわれることがあります。そんな中で、本来の自分の姿、自分自身の音楽といったものを見失いそうになることもあるでしょう。そんなことを感じていた留学中、コンセルヴァトワールでそれまで副科だった即興のクラスが正規の科になることを知り、再度即興科へ入学しました。そしてこのクラスで受けた影響、それによってすべてに及んだ効果によって、僕は本来の自分、本来の音楽の姿を知ったと思います。初めてまったくフリーの即興をやれ、と言われたその日のその瞬間、最初に出した僕の音は、僕の産声だったと思います。この機会に、即興をひとつのスタイルとして経験する場を提供したいと思っています。[平野公崇]


■平野公崇 ひらの・まさたか
1990年東京芸術大学在学中、第7回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門第1位。96年第1回ジャン=マリ・ロンデックス国際コンクール優勝。パリ国立高等音楽院サクソフォン科、室内楽科、即興科を最優秀で卒業。帰国後、クラシック、現代音楽、ジャズ、CM等、幅広い分野で活躍中。即興演奏の第一人者としても注目を集め、多くのミュージシャンとの共演も重ねている。



COMPOSIUM 2002

コンサートプログラム湯浅譲二プロフィールアーティストプロフィールディスコグラフィ



[Top]