建築家夫妻の住居兼オフィス。家族2人とスタッフという「拡大された家族」が、住まいと仕事場の混在する建物の中で共に生活しています。プライヴェートな住居部分とパブリックな性格のオフィスをひとつの建物に収めるだけでなく混ざり合うようにすることで、この建築はそれ自体が「職住混在する新しい都市建築」の様相を見せています。また、バルコニーや屋上などの半外部空間を作ったり、隣家の壁面に対して大きな窓を設けるなど、外部から内部へ、また内部から周辺へと意識が向けられるような工夫がされており、近隣との関係性を強く求める建築となっています。
アトリエ・ワン〈ハウス&アトリエ・ワン〉 2005
© アトリエ・ワン
アトリエ・ワン〈ハウス&アトリエ・ワン〉 2005
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