荒木経惟 写狂老人A ARAKI Nobuyoshi: Photo-Crazy A

展覧会についてEXHIBITION

最新作を中心に、初期作品や進行中のプロジェクトなどもまじえ、「大光画」、「空百景」、「花百景」、「写狂老人A日記 2017.7.7」、「八百屋のおじさん」、「ポラノグラフィー」、「非日記」、「遊園の女」、「切実」の9つのセクションで紹介します。

5. 八百屋のおじさん 初期作品(制作から半世紀振り初公開)

現在にいたる荒木の原点として重要な初期のスクラップブック〈八百屋のおじさん〉第1巻。電通勤務時代(1963-72)の荒木が、銀座で行商する青果商を昼休みに足繁く通って撮り続けたものです。人々の日常が映画の手法を思わせる人情味溢れるタッチで活写されています。プロジェクターによるスライドショーなども加えてその魅力を十分に伝えます。

《八百屋のおじさん》1964