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展覧会開催記念トーク

彫刻や舞台美術、家具、照明器具のデザイン、また陶芸、庭、ランドスケープ・デザインに至るまで、幅広い制作を行ったイサム・ノグチ。東京オペラシティ アートギャラリーの展覧会では、その多様な作品から、「異文化の融合」や「生活と環境の一体化」をめざした活動の全容に迫ります。 今回のトークでは、制作協力者として長年にわたりイサム・ノグチと近しく接した方々をお招きし、制作現場でのエピソードや、イサム・ノグチが作品に託した“未来への贈り物”を紐解きます。

「イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─」開催記念トーク
「コラボレ—ターが語るノグチの制作の現場と“未来への贈り物”」

  • 登壇者
    • 和泉正敏(石彫家、公益財団法人イサム・ノグチ日本財団理事長)
    • ショージ・サダオ(建築家)
    • 聞き手:新見隆(大分県立美術館館長、本展監修者)
  • 日 時
    2018年7月14日[土]12:00開場 13:00開始 15:00終了(予定)
  • 会 場
    パークタワーホール(東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー3階)
  • 定 員
    200名
  • お申し込み
    要事前申込 6/5[火]受付開始予定
    リビングデザインセンターOZONEホームページより受付フォームにてお申込みください。

    詳細・お申し込みはこちら

  • 参加費
    一般:1,000円
    • *東京オペラシティArts友の会会員、CLUB OZONEプロフェッショナル会員(ユース、法人含む)は無料
    • *東京オペラシティArts友の会会員の方は、お申込み時に「コメント欄」へ会員番号(会員証に記載の7桁の番号)を入力してください。
    • *東京オペラシティArts友の会会員、CLUB OZONEプロフェッショナル会員(ユース、法人含む)は、入場時に会員証をご提示ください。
    • *CLUB OZONE住まいる会員は有料(1,000円)となります。
  • 主 催
    公益財団法人 東京オペラシティ文化財団/リビングデザインセンターOZONE
  • お問い合わせ
    リビングデザインセンターOZONE
    https://www.ozone.co.jp/
    03-5322-6500(10:30 ─ 19:00 水曜日休館)

登壇者プロフィール

  • 和泉 正敏(いずみ まさとし)

    石彫家、公益財団法人イサム・ノグチ日本財団理事長。1938年香川県牟礼町に生まれる。1953年石の仕事を始め、1964年「石のアトリエ」設立。同年イサム・ノグチと出会い、25年間、制作活動に協力。ノグチの代表作《黒い太陽》(シアトル美術館)、《つくばい》(最高裁判所)、《天国》(草月会館)などを共同制作し、牟礼の庭園美術館作りにも協力。ノグチ没後、遺作《タイム&スペース》(高松空港)、《ブラック・スライド・マントラ》(札幌大通公園)、《プレイ・マウンテン》(札幌モエレ沼公園)などの完成に携わりながら、自らの制作活動を行う。カナダ大使館、東京オペラシティ、新国立劇場、京都迎賓館、経団連会館など建築家との仕事も多く、自身の作品に《島たち》(シカゴ美術館)、《無為・無不為》(台湾國立故宮博物院屋外彫刻)など。2018年、東京ミッドタウン日比谷に石彫《明》を完成。
  • ショージ・サダオ(Shoji Sadao)

    建築家。イサム・ノグチ庭園美術館(ニューヨーク)名誉理事。1927年ロサンゼルス生まれ。コーネル大学に建築を学びバックミンスター・フラーに師事、フラーを通してその親友であるイサム・ノグチと出会う。1954年にフラーと共同制作を始め、1967年のモントリオール万博アメリカ館のための巨大なジオデシック・ドームをはじめ、数々の主要プロジェクトに協力。1958年にはノグチのアルミニウム板による彫刻制作に協力し、1960年代以降、デトロイトの市民センター広場《フィリップ・A・ハート・プラザ》、カリフォルニア州コスタ・メサの彫刻庭園《カリフォルニア・シナリオ》などノグチの庭やランドスケープの主要なプロジェクトに協力、また光の彫刻「あかり」の製造と普及にも協力。イサム・ノグチ庭園美術館(ニューヨーク)の設計と建設に協力し、1991-2003年、イサム・ノグチ財団の常任理事を務めた。
  • 新見 隆(にいみ りゅう)

    大分県立美術館館長。武蔵野美術大学造形学部教養文化・学芸員課程教授。1958年、広島県尾道生まれ。慶応義塾大学文学部仏文科卒業。専門は美術史、デザイン史、美術館学。1982-99年、西武美術館・セゾン美術館学芸員として『日本の眼と空間』『イサム・ノグチと北大路魯山人』『デ・ステイル1917-1932』などの展覧会を企画。同美術館閉館後はフリーランス・キュレーターとして『ウィーン工房1903-1932―モダニズムの装飾的精神』などを手掛け、同時に武蔵野美術大学教授として後進を指導、2013年からは大分県立美術館館長。著書に『空間のジャポニズム―建築・インテリアにおける日本趣味』(INAX、1992)、『イサム・ノグチ 庭の芸術への旅』(武蔵野美術大学出版局、2018)など。コラージュ、人形、焼きもの、食の絵のスケッチで個展も行う。