ヴァレリー・スティール
FITミュージアム〔ニューヨーク州立ファッション工科大学ミュージアム〕館長兼チーフ・キュレーターであり、1997年以来、『The Corset: Fashioning the Body』『Gothic: Dark Glamour』など、25以上のファッションに関する展覧会を企画してきた。また『Fashion Designers A-Z: The Collection of The Museum at FIT』など、30冊以上の書籍を執筆・編集を行い、ファッションスタディーズ分野における初の学術誌『Fashion Theory: The Journal of Dress, Body & Culture』の創刊者として、現在も編集長を務めている。著述家、キュレーター、編集者、知識人として、ファッションスタディーズという現代的分野を創り上げ、ファッションの文化的意義に対する認識の向上に貢献してきた彼女の功績に対し、ワシントン・ポスト紙は「ファッション界で最も頭脳明晰な女性」と評している。