Architecture of Terunobu Fujimori and ROJO from Venice Biennale: 10th International Architecture Exhibition 2006
藤森建築と路上観察

展覧会|Exhibition

帰国展特別プロジェクト 過去・現在・未来

帰国展では東京オペラシティアートギャラリーの空間に合わせて制作されるプロジェクトが新たに加わります。籐ゴザが敷き詰められたgallery 2にそびえ立つ高さ5mの芝の塔は、滋賀県に開発中の住宅地に実際設置される約20mの土塔のモックアップで、「土を盛る」ことから始まった人類と建築の関係を象徴する存在でもあります。また全長約9mにおよぶ模型《東京計画2107》は、温暖化現象で水没した東京のその後を描いたもので、藤森の建築・都市観が明らかにされることでしょう。人と建築の歴史、そして未来を展望しながらその関係を問い続ける藤森の思想を、会場全体から感じ取っていただきます。

《薪軒》
1997年竣工、東京都町田市、茶室
設計:藤森照信+大嶋信道(大嶋アトリエ)
《高過庵》
2004年竣工、長野県茅野市、茶室
設計:藤森照信
Photo: 増田彰久
《東京計画2101》
2002年
かごしま県民交流センター蔵
Photo: 増田彰久

ARTGALLERY TOKYO OPERA CITY JAPAN FOUNDATION (C)2007 Tokyo Operacity Art Gallery